名古屋市立大学病院
臨床研究開発支援センター
センター長
神谷 武 Takeshi Kamiya
現在わが国においては、基礎研究の臨床応用と先端医療開発で欧米諸国に立ち遅れてしまった現状から、新しい医療の開発、その有効性と安全性の検証、日常医療への応用という一連の研究過程であるトランスレーショナルリサーチ、臨床研究の重要性が広く認識されるようになりました。
その一方で「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の適用、「臨床研究法」の制定により、臨床研究に対するきびしい規制と体制整備が求められています。
このような近年の臨床研究をとりまく急激な環境変化の中で、名古屋市立大学(名市大)においても大学病院として世界的に通用する質の高い臨床研究を推進することが責務と考えられます。
当センターは平成15年に「臨床試験管理センター」として開設され、平成29年には多様化する業務内容にあわせ「臨床研究開発支援センター」と改称し、外来棟地下と研究棟1階にリニューアルオープンいたしました。患者さん、研究者、医療者と依頼者の間を調整する要として、さらに臨床研究の推進、名市大発の先端医療の発信というミッションを果たすべく当センターの体制強化に努めていきます。そして「臨床研究の強化による新しい医療の創出」という名市大の未来プラン実現、患者さんに対する高度な医療の提供に少しでも貢献できるよう、スタッフ一同努力していきたいと考えています。
名市大病院内外皆様の御協力、御支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
神谷センター長 略歴
- 昭和61年
- 名古屋市立大学医学部 卒業
- 昭和62年
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 入学
岐阜県立多治見病院消化器科 臨床研修(1年半) - 平成5年
- 名古屋市立大学病院第3内科 助手
- 平成11年
- 名古屋市立大学第3内科 医局長 (3年間)
- 平成15年
- カナダ マクマスター大学留学 (1年半)
- 平成17年
- 名古屋市立大学大学院臨床病態内科学 学内講師
- 平成19年
- 名古屋市立大学大学院消化器・代謝内科学 講師
- 平成20年
- 名古屋市立大学病院消化器内科 副部長
- 平成23年
- 名古屋市立大学大学院消化器・代謝内科学 准教授
- 平成25年
- 名古屋市立大学病院臨床試験管理センター 准教授、副センター長
- 同
- (独)医薬品医療機器総合機構 出向 (2年間)
- 平成27年
- 名古屋市立大学病院臨床試験管理センター センター長
名古屋市立大学大学院次世代医療開発学 教授